松崎 仁

【松崎 仁】昼はデザイナー夜は居酒屋店長職業は二刀流(板前渡世いろはのゐ)

「職業は二刀流なんです」と陽気に笑う松崎仁。カープ好きが集まる居酒屋『いろはのゐ』の店長、そして広告・デザイン会社『株式会社アンネイムド』のデザイナーという二つの肩書きを持つ。医療系の専門学校を卒業した松崎は、これまで多種多様な職業を経験してきた。自動車の部品の営業、バーテンダー、アパレル店員、ブライダルカメラマン…とジャンルは幅広い。30歳の時に独立し、一人でデザインや撮影をやってみるも、自分の技術のなさに落ち込む日々が続く。「もっと勉強したい」と思っていた矢先、顔見知りだった『株式会社アンネイムド』の代表から「うちに来る?」と声をかけてもらう。

 入社以来、ホームページ作成や広告デザインを担当していたが、2018年4月、関連会社の『いろはのゐ』の店長に任命される。基本的に言われたことは断らない性格で、社長のことが大好きな松崎の返事はもちろんYES。現在は、昼間は事務所でデザイン、夜は居酒屋で接客という二刀流生活を送っている。

 元々、カープの熱烈なファンだった松崎。父親の影響で小学生の頃から広島市民球場に観戦に行っており、今でも月に1回はマツダスタジアムへ足を運ぶ。「スタッフの中で1番ファンなのは間違いないでしょう。お客さんと情報交換したり、試合を見て一緒に盛り上がれるのが本当に楽しい」と話す。人懐っこいキャラクターと熱いカープ愛で、早くも常連客の心を掴んでいるようだ。

 『いろはのゐ』の魅力といえば、店内に設置された大きなスクリーンでカープの試合を見ながら、飲んだり食べたりできること。試合日には、備後エリア全域からカープファンが訪れ、店内は真っ赤に染まる。「カープの陰に隠れがちですが、実は料理も自信があるんですよ」と松崎。看板メニューの「肉鍋」は牛肉と豚肉を重ね、タワーのように盛りつけたインパクトたっぷりの一品。ショウガ、ニンニク、醤油、白みそを混ぜたオリジナルの甘めのダシが食欲をそそる。季節の素材を使った日替わりメニューも約30品と充実。「今後はSNSにも力を入れ、料理の強みをもっと伝えていきたい。カープ、料理、スタッフのキャラ…すべてに満足してもらいたいんです。そのために大切なのは、目の前のことをちゃんとやること!」と意気込む。

‣PROFILE
名前:松崎 仁
血液型:AB型
職業:いろはのゐ店長&デザイナー
出身地:福山市山手町
趣味:カープ観戦
好きな飲食店:いろはのゐ
好きなテレビ番組:カープの試合中継
地元の好きな所:アートの町、山も海も川もあって遊ぶ所がいっぱい
マイブーム:美術館巡り
尊敬している人物:うちの社長
座右の銘:まずは目の前のこと(人)を
大事にしているもの:愛猫のエルドレッド

メニュー
「肉鍋(大)」4~5人前2138円。鉄鍋にそびえる肉の山がインスタ映え抜群! 肉の中にはキャベツとモヤシがたっぷり
外観

板前渡世 いろはのゐ
広島県福山市延広町5-1
084-931-7351
17:00~24:00
定休日 不定休
駐車場 無

本記事は、2018年7月7日に発行した「備後のお気に入り‐BLEND‐」の内容を元に構成しています。
記載の内容は取材当時の情報となりますので、現在の内容や価格と異なる場合がありますのでご了承ください。

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