杉原 広昭

【備後の同級生1980】杉原 広昭‐SUGIHARA HIROAKI

粉体塗装業界に新たな風をカラーラインを独自に開発

杉原 広昭

ウユニ塩湖に映る夕暮れの色、珊瑚礁の海底を泳ぐ魚たちの色、屋久島の深い森に広がる大自然の色…素敵なネーミングに心が躍る。実はこれ、粉体塗装のために考案されたカラーラインの名前。静電粉体塗装や精密板金加工、制御盤制作などで知られる『シリウス』によって開発された。「粉体塗装のイメージを変えたかった」と話すのは、二代目の杉原広昭。
3年ほど前から独自で色を作ってみたいと考えていた杉原。社内のスタッフやデザイナーと協力し、日本初の粉体塗装用グラデーションカラーを作り出した。東京の展示会に持って行くと、インテリアデザイナーや設計士からは「おもしろい」と好反応。実例はまだないが、世の中に広めていくため、現在奮闘する日々だ。
元々は、福山市内の看板屋や印刷屋で働いていた杉原。2007年に父親が倒れたため急遽、家業を継ぐことに。それまで継ぐ意識は全くなかったが、父親が立ち上げた会社を残したいという思いが沸いてきたという。畑違いの世界でノウハウもない、父親から引継ぎもしていない。訳がわからないまま2〜3年がむしゃらに働いたが、心労で胃に2つ穴が開いた。
仕事をしていく中で、杉原が気になったのが塗装の質だった。品質を上げるためには、自分達でやるしかない。2012年からは、すべて自社で塗るよう業態変更をした。常識にとらわれない発想力と果敢な行動力で業界に新風を吹き込む、杉原から目が離せない!

My Favorite

私のお気に入り

展示会
業界大注目の『CYUONプロジェクト』。日常の風景を鮮やかに彩るカラーラインは展示会で話題に。
交流会
福山で唯一のプレゼンコミュニケーション飲み会『福山イノベールを脱ぐ会』を主催している。

Profile

自己紹介

杉原 広昭

生年月日:1980年6月
血液型:A型
現在の住まい:広島県福山市川口町
出身小学校:西小学校
出身中学校:城北中学校
出身高等学校:福山明王台高等学校
ニックネーム:スギ
職業:粉体塗装会社代表
勤務先:有限会社シリウス
利用SNS:Facebook インスタ
よく行く飲食店:SHIGEBA
座右の銘:行動を変え 思考を変え 世界を変えよ

【備後の同級生1980】は、同級生をテーマに「松坂世代」と呼ばれる1980年生まれの同級生15人が集まり2017年10月17日に創刊した雑誌です。
本記事は、創刊当時の雑誌の内容を元に構成しています。

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