【備後の同級生1980】信永 藍‐NOBUNAGA AI

一杯仕事に取り組むのは、自分自身が悔いのない人生を歩みたいから。そんな自分の背中を子供達にも見て欲しい」と語る信永藍。エステシャン、ネイリストとして活躍し、２人の子を持つシングルマザーだ。
専門学校卒業後、広島市内の大手エステサロンに就職するが、営業中心の働き方が自分のしたいこととは違うと感じるようになり退社。福山に戻り１級ネイリストの資格を取得すると、２００５年、知人の店の一角に小さなネイルサロンを構える。出産を機に仕事を離れるが、下の子が１歳になると今度はエステサロンでパートとして働いた。
そんな信永に〝離婚〞という人生の転機が訪れる。心も体もボロボロになったが、子供に弱音は吐けない。一人でどうやって子供を育てていくのか、どんな形で働くのがいいのか、自分の人生を構築するために信永は必死に考えた。
そして２０１７年、美容室の一部を借りる形で自身のサロン『ヴィアージュ ノア』を開店。１５年以上培ってきた経験と実力を生かし、エステとネイル、福山では珍しい「リオキシー脱毛」を取り扱う。脱毛で悩んでいる人は多いが、なかなか勇気が出せないのが実情。その状況を打破し、誰もが安心できる脱毛を提案していきたいという。
「子供を抱えてシングルじゃなかったら、今の形になってなかったかな。パートで留まっていたかも。時間に追われる生活だけど、やりたいことをやって毎日が充実しています」。信永は今、新しい一歩を踏み出した。