小川真平

【備後の同級生1980】小川 真平‐OGAWA SHINPEI

地元で働く中で芽生えた会社のビジョンと郷土愛

小川 真平

LPガスの販売、住宅リフォーム、外壁塗装などを行う『サンモルト』の三代目でありながら、軽トラ市、空き家再生、火育などを通して鞆の浦を元気にしようと奮闘している小川真平。
25歳で会社を継ぐが、当時は経営者として何をすればいいのかわからず、焦りと葛藤の毎日だった。「会社をどうしたいというビジョンが全くなかったんです。同世代の経営者は熱い思いを持っているのに、自分には何も語れるものがない。逃げていたのかもしれません」と振り返る。経営者仲間と交流していくうちに、小川の考えや行動が少しづつ変化していく。
2009年には、自分や社員の話、住まいのお役立ち情報、施工事例などをまとめたニュースレター『さんもると通信』を発行。地域には高齢者が多いため、年齢を問わず気軽に読める紙で配布することに。これが好評を得て仕事に繋がり、今では無くてはならないツールになったそうだ。
2011年からは、地元企業とコラボした「とも・潮待ち軽トラ市」を開催。鞆や福山でとれた魚や野菜、個人商店が作る特産品などを販売し、地域の人々の交流の場にもなっている。さらに、鞆へ移住や住み替えを希望する人に空き家を紹介する「空き家バンク」もスタート。
今後は、カフェや雑貨屋の開業を目指す人をサポートしたり、移住者同士の交流会もやっていきたいと話す。
「少子高齢化が進む時代に、どうやって地元を残していくか。最近やっと郷土愛が芽生えてきました(笑)」。

My Favorite

私のお気に入り

ブログ
「チェック社長のブログ」は毎日更新。イベント情報から休日当番医、カープ情報まで幅広く発信中
軽トラ市
毎月第4日曜に開催される「とも・潮待ち軽トラ市」。沼名前神社参道に15~20店が軒を連ねる

Profile

自己紹介

まつり

生年月日:1981年1月
血液型:A型
出身地:広島県福山市鞆町
現在の住まい:広島県福山市鞆町
出身小学校:鞆小学校
出身中学校:鞆中学校
出身高等学校:盈進高等学校
出身大学:日本大学
ニックネーム:チェック社長
職業:サンモルト代表
勤務先:株式会社サンモルト
座右の銘:ありがとう

【備後の同級生1980】は、同級生をテーマに「松坂世代」と呼ばれる1980年生まれの同級生15人が集まり2017年10月17日に創刊した雑誌です。
本記事は、創刊当時の雑誌の内容を元に構成しています。

関連記事一覧